東京上野ロータリークラブ 2024-25年度 会長方針
「愛を持って、新時代への第一歩を踏み出そう」
会長 中島 実佳
東京上野ロータリークラブは昨年創立40周年を迎え、今ではチャーターメンバーも僅か3名となりました。これはクラブが成熟してきた証でもありますが、反面次の時代へとその歩みを転換する時が来たことを意味しています。社会の変化は益々その速度を増していますが、ロータリークラブもその大きなうねりから隔離され存在することはできません。現在は「過去に答えがない時代」に突入したと言われています。私たちの価値観や生き方は新型コロナウィルス感染症の流行を通じガラリと変わり、暮らし方や価値観に変化が起きた方も多いでしょう。だからこそ、今私たちはこれからの東京上野ロータリークラブがどこに向かって歩んでいくのかをみんなでしっかりと考えていく時だと感じています。クラブ草創期のベテラン会員とこれからを担う若くエネルギーに満ちた会員とが当クラブの未来について叡智を寄せ合い、クラブの新たなベンチマークを作ることが私たち東京上野ロータリークラブにとって大切な課題であると考えています。
国際ロータリー会長のステファニーA.アーチック氏は今年度のテーマを「ロータリーのマジック」と掲げました。私たちは実際にマジック(魔法)を使えるわけではありませんが、ロータリーで活動することで世界に様々な変化をもたらすことができると説いています。
これを受け第2580地区ガバナーの石川彌八郎氏は「隔たりを取り除き、‟ご縁“を大切に」を合言葉としています。昨今ロータリークラブでDEI(Diversity, Equity & Inclusion)が語られていますが、この概念は日本語に置き換えると「隔たりを取り除こう」と言い換えることができます。
ロータリーの基本理念を大切にしながらもどんな時代の荒波にも耐えうる新しいクラブとはどんな姿なのか。未だそれは霧の中ですが、クラブフォーラム、クラブ協議会、家庭集会や研修等のあらゆる機会をとらえ、その姿を求めていくことを今年度の活動方針にしたいと考えています。
世界では戦争や内戦、テロや民族間紛争などで苦しんでいる国や地域があり、自由に奉仕活動を行うことすらできません。幸いにも日本ではこれらの紛争はありません。この幸せな環境下にある私たちは、ロータリーの超我の奉仕の理念の下、愛を持って、社会に貢献できるよう努めてまいりましょう。そのためには、「ロータリーをよく知り理解すること」「会員同士が積極的に理解しあうこと」「一人ひとりが積極的に参加し発言し行動すること」。この3つを基本とし活動していきたいと思います。会員の皆さんは一人ひとりが地域や会社等で指導的立場の方々です。指導者とは堅忍不抜の精神と勇敢な心で成功を目指し立ち向ってゆく者のことです。ぜひ愛を持って未来への第一歩を踏み出しましょう。
不慣れで至らない点があるかと思いますが、一年間よろしくお願い申し上げます。
幹事として
幹事 三輪 竜也
2024-25年度の幹事を務めさせていただきます三輪竜也です。本年度、中島会長のもと皆様が築き上げてきた歴史と伝統のある東京上野ロータリークラブの幹事として、その重責を自覚し、精一杯努め責務を全うする所存です。
2019年12月、中国の武漢でコロナが発生したその月に入会しました。以降、親睦委員会や公共イメージ向上、ゴルフ同好会の幹事の活動など様々な経験をさせていただきましたが、今回幹事になったのも、ひとえに諸先輩方をはじめメンバーの皆様から親身に教えたいただいたお陰であり大変感謝申し上げます。
本年度中島会長の基本方針は、「愛をもって 新時代への第一歩を踏み出そう」です。40周年を無事に終え一段落した今こそ、世代を超えて一人一人のメンバー同士が、叡智を寄せ合い、愛をもって積極的に活動して、新たなベンチマークを作る一年にしていく。この方針を実現・実行していくために、役員・理事をはじめ、各委員会やメンバーの皆様と密接に連携を図っていきたいと考えております。
まだまだ未熟で至らない点が多々あると思いますが、皆様のご理解・ご協力そしてご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。